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今流行の武蔵坊弁慶とは武蔵違いでっせ

 前回の最後で、豚骨と魚介の融合例を紹介する、と息巻いてみたものの、そういう店はけっこうあるように思われる。まあここでは豚骨に魚介の要素を加えたものとして、あの店を紹介します。

 その店とは、麺屋武蔵武骨である。
 この店のスープは濃厚な豚骨スープを焚きだした後、そこに煮干を放り込んで、魚介のエキスを加えてできる。スープはたしかに単純な豚骨とは違う深みのある味わいとなっている。
 さらに特徴的なのは、黒・赤・白の三種類のカエシ・調味油である。黒は熊本ラーメンにもあるマー油とイカ墨をまぜたもので、濃厚でこってりしていながら口当たりはまろやか。赤は唐辛子油で、程よい辛さが食欲を刺激する。白は魚介油で、これはあまり特徴がない。
 そして黒赤・赤黒といった、2種類混合の裏メニューも存在する。先に言う方(黒赤なら黒)の方が多くなるのだが、まろやかさと辛さの絶妙なハーモニーはくせになる。基本メニューに飽きたらぜひ試してみるとよいと思われる。
 チャーシューは、チャーシューというより角煮といったほうがいいようなもので、赤ワインを使って、やわらかく煮込んである。作る直前に包丁でぶった切るので、脂分が多いやつになったりならなかったりなどとばらつきがある。
 サイドメニューには武っ炊き飯というのが存在する。細切りのチャーシューに大根おろしがのったご飯。薄味だがけっこううまい。

 さーて次回は何の店を紹介しようかなあ。。。

 
by ramenpeople | 2005-04-08 23:19 | 東京都


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