今回は代筆です。
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西武池袋線江古田駅の南口を出て、江古田銀座を抜けてさらに南下した辺りにある、「羅毘徒軒」という少し変わった名前のお店。この通りには他にも、「北海道ラーメン狸小路」、「吉多屋」、「長崎屋」などが並び、タクシー運転手たちのよい食事場となっているようです。
結構な老舗なのか、概観・内装ともに年季が入っています。厨房を囲むカウンター席が10ほど。メニューは「ラーメン」550円をはじめとして多岐にわたっています。今回注文したのは「チンゲンサイラーメン」。
スープは鶏がらに薄めの醤油で、昔なつかしの味といった感じがします。具はぶつ切りにされたチンゲンサイにもやし、きくらげ、干し海老で、あっさりヘルシーな感じです。干し海老の出汁はスープにもほんのりと香ります。麺は標準的な中太。
名前の通り、チンゲンサイはかなり歯ごたえを残しており、主張する感じです。「らびっとけん」という店名だけに、この歯ごたえにはウサギがボリボリと人参をかじっている様子を思い浮かべたりもしてしまいました(謎)。ただ、スープや麺との相性という意味で、個人的にはもうすこし炒めてクタクタに火を通してある方が良いのではないかと思いました。
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最近はとんこつを使用した店ばかりが目立つ印象ですが、そうしたインパクトのある味に慣れてしまうと、味覚の幅が狭小になる気がします。今回のようなお店も良いものです。